日本におけるスリランカ産(セイロン)紅茶のウヴァ紅茶について、少し歴史的な背景を書いておきましょう。
今でこそ世界の三大銘紅茶として著名になりました。ご存知のように、スリランカには四季がなく、モンスーンによる乾期と雨期に分かれます。だから同じウヴァ地方の紅茶であってもメントール臭のあるクオリティー・シーズンのものは7月〜9月に限られます。これ以外のものは、同じウヴァ地方産であっても、国内でお土産を目的として、ウヴァの名で観光客に売られる商品になったり、産地名なしでセイロンティーとして売られるブレンディングの原材料として使用されます。
ムジカティーでも、このセイロンティーの代表的なウヴァティーを茶商として正しく販売すべく、コロンボオークションでこの年もオークションエージェントによって落札しました。
2021年、今年のウヴァはいつもと少し違います。
最初の一杯目はウヴァ特有のサロメチール香をしっかりと感じて頂けますが、二杯目以降の成分が濃くなって来た頃、ガツンとパンチの効いたウヴァらしい強い渋み、そしてほのかに感じる柔らかな甘みとコク。
一杯目ほどサロメチール香の爽やかな香りは感じませんが、少し花のような甘い香りに変わります。
水色も綺麗な紅色とカップの縁に浮かぶゴールデンリングがとても綺麗です。
とても渋みの強い紅茶ですので、ミルクティーにしてお楽しみ下さい。
【ヴィンテージウヴァ2021 ウヴァハイランド茶園】
【仕様】
原材料：紅茶
内容量：100g、250g、226g缶
原産国：スリランカ
【形状その他】
B.O.P(ブロークンオレンジペコ)
【お勧めの飲み方】
ミルクティー
