中国福建省安渓で生産されている鉄観音は、清代(1644年〜1912年)から栽培され長い歴史をもつ半発酵の烏龍茶です。
その昔、中国に信仰心の厚い茶農がおり、彼は毎朝必ず一杯の清茶を観音像の前に供えておりました。
ある日、偶然に石の間に一株のお茶の木を発見し、その茶の木は陽の下でよく見ると他の木と違い輝いていたので丁寧に持ち帰りました。
そして、念入りに栽培し製茶したところ、そのお茶は鉄のように重く極めて良い香りがしたので、「これは観音様からの賜りものだ」と信じて【鉄観音】と名付けたという伝説が残る銘茶です。
茶葉の形状は固く丸まっており、水色は透き通った綺麗な黄金色です。
音韻(インユン)と表現される芳醇で焙煎したような香ばしさと、ほろ苦さの後に口の中に広がる穏やかな甘い香りが特徴です。
紅茶とは違い渋味ではなく少しほろ苦さが特徴の鉄観音は食事や和菓子によく合います。
是非、歴史ある鉄観音をご賞味ください。
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