ムジカティーを気軽に飲めたり、買えたりするお店を紹介します。
ムジカティーを訪ねてシリーズも今回で10店舗目の紹介になります。
今回、このキリの良い数字といいますか、記念すべき10回目に紹介させていただくお店は、このお店と決めていました。
富山県の「紅茶の店 アナザホリデー」さんです。
ムジカティーがまだ大阪堂島の地下に店舗を構えていた頃、ドー地下店とフォンタナ館のティーハウスムジカで4年間修行したのち、地元富山県に帰り、2001年8月13日 富山県岩瀬に「紅茶の店 アナザホリデー」をオープン。
2021年8月13日に20周年を迎えた紅茶の店 アナザホリデー。
「オープン時にTさんに「地方で20年続いたら大したもんや!」と言われていたので、やっと喫茶店として一人前になれたかな?」と語る店主のたかGさん。
ムジカティーにとっても思入れの深い、紅茶の店アナザホリデーにお話を聞きました。
出会いはムジカティー
高校を卒業して建設会社に就職した店主のたかGさん。
「本当は喫茶店をしたいという夢があり、京都のケーキ屋さんで修行されていた時に紅茶ならムジカだよと教えてもらいました。」
ムジカで紅茶を飲んで「ここだ!」と思い履歴書を持って行きましたが、その時はスタッフ募集をしておらず一年間の保留ののち、めでたく就職されたのだとか。
たかGさんがムジカに就職したのと同時に、妻の典子さんは同系列店のレストラン『トゥレジュール』で勤め始め、そこでたかGさんと出会い今に至ります。
「当時は、まさか自分が富山でお店をするとは夢にも思っていませんでした。」
人生とは不思議なものですねと、典子さんの言葉が印象的でした。
港町の住宅街の中にある隠れ家
そんなお二人が富山県の港町の住宅街の中に隠れ家的なお店をオープン。
ケーキやスコーンは全て手作りで、野菜の甘みとスパイスが効いたキーマカレーも人気です。
お店を開く前に各地のイベントに出店していた屋台の名前をつけた『チャイでござるのチャイ』
一番人気のケーキは10月半ばから1月半ばの期間限定で提供されている『モンブラン』
どれも本当に美味しそうですね!
この記事を打ち込んでいるだけで、画面越しから良い香りがしてきます。
2016年には、ムジカティー2代目T-sanこと堀江敏樹がアナザホリデーで講演会【紅茶とじょうずに付き合う法】をしました。
高校生の時の自分に来てほしい店
「オープンの頃から変わらず大切にしていることは、高校生の時の自分に来てほしい店であること。」
田舎の少年が一人で来て、今まで知らなかった世界に出会える、そんな場所でありたい。
お店の空間に置いてあるモノ、本、流れている音楽。
なにかが、楽しいきっかけになればいいなぁ。
そう語る言葉節々に愛を感じました。
ポットにたっぷり入った紅茶を飲みながら、自分の時間をのんびりと過ごしてほしい。
そんな思いが伝わります。
富山の紅茶のお店 アナザホリデー 是非お立ち寄りください。
紅茶の店 アナザホリデー
電話番号 | 076-438-6303 |
住所 | 〒931-8362 富山県富山市岩瀬梅本町115 (ライトレール岩瀬浜駅から徒歩8分) |
営業時間 | 11:30〜21:00(L.O.20:30) |
定休日 | 火・水 |
SNS | https://anaholitea.hatenablog.com/ |
2021年8月 取材 Ruki・写真提供 典子さん