皆さんこんにちは。神戸阪急店店長の笹岡です。
昨日の雨ですっかり秋めいてきましたね。
紅茶がいつもよりより一層美味しく感じる季節になってきました。
いつも駅に向かう途中にある喫茶店の前を通ると開店前の準備の香り、焙煎途中のコーヒーのアロマに誘われます。それだけでなんだかもう、美味しい気持ちになるんですよね。
時間に余裕があればモーニングでもしていきたいところではあるのですが、踏切のカンカンという音と共に足早に駅へ向かう毎日です。
紅茶というのはコーヒーと違って、こちらから歩み寄らなければその魅力に気付きにくいものです。
茶葉だけだとあまり香りも感じないし、説明文を読んでみてもなんだかイメージしにくい。
だから、紅茶というものは飲み手が自ら歩み寄らなければならないのです。
ポットに茶葉を入れて熱湯を注いだ時に初めてその紅茶の魅力に触れる。
カップに注いだ一杯目、二杯目、三杯目。
どんどん味と香りが変化していき、もちろん時間が経つにつれて渋味も増していき、その渋味の種類も茶葉それぞれによって違ってきます。
心地よい渋みもあれば、目が覚めるような渋みや、思わず瞼をギュッと瞑ってしまうような渋みもありますよね。
これはストレートでは飲みにくいと思ったら、何も我慢してそのまま飲む必要はありません。
差し湯をして好みの味に調整してもらったら良いし、ミルクを入れてマイルドにするのも良い。
自分が美味しいと思えたらそれが正解です。
皆さん、紅茶の美味しい季節になってきました。
これからの日々のティータイムが楽しみですね。