【神戸阪急店 店長】ねじめ紅茶の後藤さん

皆さんこんにちは。神戸阪急店店長の笹岡です。
今日は嬉しい訪問が!

鹿児島県からねじめ紅茶を生産されている後藤さんが来てくださいました!
突然の訪問に嬉しドッキリで興奮冷めやらぬ状態で今この記事を投稿しています。

いやー、びっくりした。

ねじめ紅茶さんの紅茶を頂いた時の衝撃たるや。今でも覚えています。
味と香りの濃厚さとダージリンに似た香りに魅了された方も多くいらっしゃることでしょう。
僕もそのうちの一人です。

今回お会いした時に前々から聞いてみたかったことを質問させていただきました。
「ねじめ紅茶を生産されるときに見本やお手本にしている紅茶はあるのですか?」ということです。
ダージリンとかセイロンとか何かしらの紅茶を見本に生産されているのかなと、ただただ単純に気になったのです。

もし見本があるのならダージリンかなぁ。と。

そしたら後藤さんからの返答は意外なものでした。

「いや、私たちは紅茶が好きで紅茶を作ってみたくて始めたんですよ。」
「初めはべにふうきと、べにほまれを買ってミキサーで萎凋したり、部屋に茶葉を広げたら色が変わってきて、ホットプレートで乾燥させて飲んでみたら「わっ!紅茶だ」って。」
「そんなところから始まったんですよ。」

と少し照れた笑顔で答えてくださった後藤さん。

続けてこうも言われました。

「薬とかは一切使わずに、この紅茶の樹の味を香りを出すにはどうすればいいのかをずっと考えています。味も香りも同じものは作れないので毎回変わるんですけど、その樹の味を出すことをいつも考えています。」

この言葉を聞いた時にストンと腑に落ちたというか、納得したというか。
だからねじめ紅茶は、毎年キャラクターは違えどいつも力強さがあるんだなと思いました。

僕は生産者ではないし、その苦労や努力はきっと計り知れないものなのだろうな。
こんなにニコニコと優しい笑顔の素敵な方だけど、ここまで生産されるのに沢山沢山努力をされてきたのだろうな。雨の日も風の日も毎日毎日紅茶と向き合ってきたのだろうな。

生産者の思いや考えをちゃんと言葉で、自分の耳で聞くことって大切だな。

僕に出来ることはなんだろう。

今一度自分の足元を見て、今の自分が出来ることをしっかりと考えよう。

もっと多くの人たちに生産者さんたちの思いを僕たち茶商も伝えていかなければ。

後藤さん、今日はありがとうございました。


オンラインショップで売り切れになっているねじめ紅茶べにふうき①、70g缶入りの商品のみにはなりますが神戸阪急店に在庫残り2つございます。
リモオーダーも承っておりますのでお求めの方は神戸阪急店までお問合せくださいませ。

TEL:078-200-7468
ムジカティー神戸阪急店

それでは、またお会いしましょう!

神戸阪急店 店長 笹岡