【神戸阪急店店長】紅茶の本 決定版のお話

皆さんこんにちは。神戸阪急店店長の笹岡です。

食欲の秋、運動の秋、読書の秋。
最近、神戸阪急店では紅茶の他に書籍を手に取られる方が増えました。
数ある書籍の中から皆さんどれを読もうか悩まれていますが、写真が多く記載されていてカラーで読みやすいのは出版されて新しい『MUSICA TEAに教わる紅茶の楽しみ方』なのですが、やはりムジカティーの、いや堀江敏樹の最も代表的な書籍と言えば『紅茶の本 決定版』ではないでしょうか。

こちらの書籍は、1989年に出版された『紅茶の本 紅茶とじょうずにつきあう方法』から17年の歳月経ち、時代の変化、環境変化にまつわるところは改稿、加筆されておりますが初版の時となんらスタンスは変わっておらず、敏樹節は健全なままでございます。

敏樹さんにお会いしたことがある人は、読み進めていくうちに敏樹さんの声が聞こえてくるのではないでしょうか。ズバッと、バッサリと耳が痛くなることもありますが、この書籍は本当に消費者の皆様だけでなく紅茶を商いにされている方、今後商いにしようとしている方にこそ読んでいただきたい書籍です。

紅茶や飲食業界のその時代の歴史、堀江敏樹が生きて見てきたもの、感じたもの、考えさせられたもの、その全てがこの本に詰まっています。

辛口です。頑固おやじです。

だけど、紅茶愛は本物です。

「でも、昔の本だし情報も古いんでしょう?」と思ったそこのあなたこそ是非読んでください。
紅茶業界というものは今も昔も大して変わっていないということが、この書籍を読むことで理解することと思います。

この書籍がバイブルと言われていたことを感じていただけると思います。

真摯に、真っすぐに、これでもか!と紅茶と向き合い続けている堀江敏樹という人間がいることを、そしてその意思を継ぎムジカティーはこれから先も口うるさく日常紅茶を、紅茶がある暮らしを皆様に伝え続けていきます。

説教臭くなることもありますが、どの業界にもご意見番は一人ぐらいいないとね。

ホンマにそれでえぇのか紅茶業界。今の時代だからこそ考えて見つめて行動に移したいですね。

正直でいること、素直であること、自分の思いを伝えること。
大人になればなるほど嘘をついたり誤魔化したりすることが上手くなり、自分の気持ちに素直に正直でいることというのは難しいことだったりするのですが、大切にしたいものにはいつだって真っすぐに恥じない自分で向き合いたいものですね。

紅茶の本 決定版の在庫は本店含め残りわずかではあるのですが、良かったら是非手にとって読んでみてくださいね。