インド北東部、西ベンガル州に北にあるダージリンには四季があり、紅茶の収穫時期も季節に分けて行われています。
冬の休眠期の後、3〜4月の収穫が、若々しい「ファーストフラッシュ」、5〜6月の「セカンドフラッシュ」には、有名な“マスカテル”フレーバー(フルーティとウッディの香りの質が混じったもの)を持つものが多く、最後に9〜10月の穏やかな「オータムナル」となります。
シーヨック茶園は、ネパールとの国境ダージリンミリク地域にあり、主に中国種とアッサム種を栽培し、わずかですがクローナル種も栽培しています。
近年、世界で日本茶や緑茶が流行っているためかオータムナルダージリンも少し発酵の浅い紅茶が増えてきておりましたが、今回のシーヨック茶園は「これぞ古き良き時代のオータムナルダージリン」を物語っています。
ダージリンらしいマスカテールフレーバーとオータムナルらしいウッディーな香り。
茶葉は青い葉は全くなく綺麗な赤褐色。
ティーポットに熱湯を注ぐと湯気とともに甘く熟れた葡萄のようなフルーティーな香りが立ちこめてきます。
2023年入荷分は昨年のものと比べると少しシルバーティップス(芯芽)が多くストーキィ(茎)が少なめで、味と香りのバランスが良く穏やかな印象です。
最初は渋みも浅くストレートティーで、濃くなると秋摘みらしい渋みが出てくるのでミルクティーにしてもおいしいです。
軽やかな口当たりではなく、穏やかでありながらもしっかりとした味わいはこの時期ならではの特徴です。
是非、お楽しみください。
【仕様】
原材料:紅茶
内容量:80g、200g、170g缶
原産国:インド
賞味期限:27年1月
【形状その他】
O.P(オレンジペコ)