【神戸阪急店店長】英国一人旅 ③

GWRに揺れること約2時間。にぎやかな街並みからどんどん緑豊かな景色へと変わっていきました。
窓の外を眺めると牛や羊が気持ちよさそうに放牧している。のどかだなぁ。

ぼーっと外を眺めていると乗務員さんが「Would you like some tea or coffee?」とカートをもってやってきました。「Yes, a cup of tea please.」と答えると「ミルクと砂糖はどうする?」と。
「あー、そうだなぁ。うん、ミルクお願いします。砂糖はなしで。」
「O.K. Lovely♪」と言ってセミミルクと砂糖を2つずつ渡されて「なんでやねん。」となりつつも、でもまぁ、えぇか。

提供された紅茶はトレゴスナン社の紅茶でした。

スターバックスのレギュラーサイズくらいの大きさのカップに並々と入った紅茶。
セミミルクを二袋入れて飲んだミルクティーは、ちゃんとミルクティーでした。

※イギリスのミルクは主に3種類に分かれています。
・Whole milk (成分無調整で牛乳本来の味を楽しめる。英国では一番人気。)
・Semi skimmed milk (低脂肪牛乳。日本人にとっては馴染みやすい味わいの牛乳。)
・Skimed milk (無脂肪牛乳。一番あっさりしていてカロリーは牛乳の約半分。)
セミミルクはSemi skimmed milkのことです。

そうこうしているうちにトットネスに到着。
外の空気は少し冷たく肌寒い。そして、サマータイムだから20時を過ぎていてもまだまだ明るい。

列車から降りると遠くの方から「Ruki!」と呼ぶ声が聞こえてきた。笑顔で手を振る男女。

「ジョー!キャサリン!」

会いたかったよー!と少し照れつつもハグでご挨拶。

「疲れたでしょ?さぁ、車に乗って。ホテルまで送るよ。」
「飛行機の中では眠れた?」
「明日はルキの都合の良い時間に迎えに来るから、また連絡してね。」
「明日は僕らの茶園を見学した後は、僕らのオススメのティールームでクリームティーを楽しもう!」

車はどんどんと山の奥へと進んでいき、川があり、山があり、放牧されている羊たちを横目にジョーとキャサリンとホテルまで会話を楽しみました。

ホテルに着くなりジョーがホテルのフロントまでついてきてくれ、ホテルのフロントの人に何やら話している。会話が終わるなり「今日はとっても疲れたと思うから、明日の朝食は11時までとれるように(朝食は7時半~10時まで)ホテルの人にお願いしてあるからゆっくり休んでね。」と。

こ、これが英国紳士というやつか…!

ホテルのフロントの方も「ジョーから聞いているよ。2日間よろしくね!」とフレンドリー。

ホテルまで送ってくれたジョーとキャサリンにさよならをし、重いスーツケースを部屋まで運んだあと、汗ばんでベトベトした体を洗いにシャワールームへ。ジョウロくらいの水圧のシャワーと温度加減の難しさにイギリスらしさを感じつつも、一日の汚れを落としてスッキリ。

ベッドにダイブしてそのまま就寝。ようやく、長い一日の終わりです。

つづく