シッキム州は、1975年イギリスの植民地からインドが独立した際、インドの州として併合されました。
北インドにあるこの州は、南はダージリン、西はネパールと隣接しており、気候が似ている為、紅茶のキャラクターにも同じような雰囲気が出ています。シッキム州にある茶園は、インド政府が管理しているテミ茶園ただ一つ。
年間、約105tしか生産していない為、気に入ったものを入手するのが非常に困難です。
その為、紅茶愛好家の中では少し大げさな気もしますが「幻の紅茶」などと言われているようです。
今回ムジカティーでは初めて、春摘みのシッキムを入荷いたしました。
テイスティングを経て、自信をもってお客様のもとへお届けしたいと思えるシッキムに出会えました。
茶葉はファーストフラッシュダージリンに似た青みがかったものが多く含まれていますが、カップに注ぐとしっかりとした紅茶らしい水色が特徴です。
爽やかな春の青い香りとその奥に花のような香り、心地の良い渋みは非常にバランスの取れた飲みごたえのある一杯です。
貴重なシッキムティーを是非、お楽しみください。