
皆さんこんにちは。神戸阪急店店長の笹岡です。
先日、8年間大切に乗ってきた愛車(ローバーミニ)とお別れしてきました。
買って早々エンジントラブルや、この8年間何度も修理をして、本当に手のかかる子でしたがこんなにも魅力的で愛らしい車は後にも先にもこの子だけなんじゃないかなぁ。と思わせてくれるほど、素敵な思い出も沢山僕らに与えてくれました。8年間ありがとね。
と、まぁ、このブログの愛読者の皆様はご存知かと思われますが僕は英国好きなんですよね。
ですので車にせよ、音楽や、ファッション、文化、そして紅茶。
英国の文字や匂いを発見するとついつい手が伸びてしまいます(笑)
今日は、そんな英国とケニアの紅茶のお話を少しだけしようかな。
ケニア紅茶の歴史というのは、1903年に植民地支配していたイギリスがアッサム種のお茶を植えたことが始まりだと言われています。ケニアで紅茶生産が開始されたのは20世紀に入ってからなので、紅茶の歴史としてはまだ比較的に浅いほうではあるのですが、実は生産量は世界第2位で、スリランカを上回ります。2024年ではインドの紅茶の生産量は前年に比べて減少し、ケニアの紅茶は増加しているとニュースで拝見したので、もしかすると今はインドも抜いているかもしれませんね。
ケニアは赤道直下にあるのですが、紅茶を栽培している高地では水はけが良く、寒暖差が激しい、冷涼な気候と十分な雨量といった自然環境により紅茶の栽培にとても適していると言われています。クオリティーシーズンは年に2回。1月末から2月と7から9月ですが、年間を通して品質のよい安定した製品ができます。そして主にCTC製法が殆どいわれています。
※CTC製法とは、Crush、Tear、Curlの略語で茶葉を機械で茶葉を丸く製法する方法のことです。
この製法で作られた茶葉は全て丸い粒状のもので、葉が開くことはありません。
実際、ムジカティーで扱っているケニア産の紅茶【アフリカンジョイ】もCTC製法の紅茶です。
茶園がまだ新しく樹が若いということもあるからか、香りもフレッシュで明るいオレンジ色の水色をしています。アッサムほどの力強さはありませんが、ミルクに負けないしっかっりとしたコクとすっきりとした渋み、そして爽やかな香りが特徴です。
クセがないので英国のメーカーでは、ブレックファスト系のブレンドやティーバッグなどによくケニア産の紅茶が利用されています。ケニアの紅茶単体でも、ブレンドでも良い仕事をしてくれるのがこの紅茶のセールスポイントの一つですね。
ムジカティーでは昔からアイスティーを作る時はアフリカンジョイを使用しています。
またCTC製法で作られている紅茶なので手鍋で牛乳と一緒に炊き出し、シチュードティーにしても美味しいです。マジックティーバッグのベルガモットや、モデールノアールグレイにこの紅茶をブレンドに使用していますよ。
是非、一度ご賞味してみてくださいね。
それでは、本日はこの辺で。
また次回お会いしましょう。