
皆さんこんにちは。神戸阪急店店長の笹岡です。
先日、ムジカティー公式ホームページ、SNS各種でお知らせしたとおりムジカティーオリジナルキャディー缶がこの度終売する運びとなりました。
1983年にリリースしたムジカティーオリジナルティーキャディー。
その当時はよく見かけるサイズでしたが、今では珍しいハーフポンドサイズのムジカの四角の大きな缶は英国ブランドジャクソンティーから型を借りて制作されたものなのです。
「こんな大きなサイズ、よぉ消費しきれんわ。」と言っていた方も気が付けば「毎日飲んでたらあっという間になくなるねん。もっと大きいサイズの缶作らへんの?」なんて言いだしたり。
すっかり日常サイズとして長く浸透したムジカティーのアイコン的なこの缶が、もう間もなくなくなるなんて心にぽっかり穴が開いたような、何とも言えない寂しい気持ちになります。
紅茶も思い出も歴史も沢山詰まったこの缶の底面には、リリース当初からメッセージが記載されています。僕はこのメッセージを見つけた時、すごく情熱を感じたというか「ここで働きたいな。こんな熱い思いで紅茶に向き合いたいな。」と思ったのをよく覚えています。
僕がムジカティーの紅茶で初めて缶で購入したのはオリエンタルブレンドでした。
燻製香の香りに驚いたものです。
それからヌワラエリヤにディンブラ、シッキム。ムジカにハマるきっかけになった紅茶に出会い、縁があってムジカティーで働くことが出来て、沢山の茶葉に触れ、今は神戸阪急百貨店で皆様とティートークをしながら楽しく販売しています。
時代の流れとともに紅茶も色んな紅茶が出てくるようになりました。
世界各国生産国も増え、日本全国でも生産されるようになり、インターネットの普及により情報も増え、たまに溺れそうにもなるのですがそんな時にこの缶に書いてあるメッセージを見て「紅茶とは自分の日常を豊かにするためのものなんだ。」と再認識するのです。
容器は変われどこのメッセージの思いは、これからも忘れずにいたいものですね。
それでは、今日はこの辺で。また次回お会いしましょう。