2022年、ムジカティーにとってスペシャルな年です。
書店の飲料の棚を見れば、ビジュアルな画一的な紅茶の本があふれんばかりに並べられています。また、一方ティーインストラクター・ティーアドバイザー・ティーコーディネーター等々による紅茶教室が頻繁に催されています。これはこれで紅茶の普及に繋がると思います。ただ残念なことには、本とか紅茶教室で紅茶に興味を持った場合、さてご自身が家庭で紅茶を飲んでみようとして、紅茶市場を見た時に、あまりにも雑多なフレーバーティーと高額な高級茶(?)、インスタ映えなど見た目ばかりを意識した商品の多さ。どれを選択すればよいのか迷ってしまいます。せっかく紅茶に興味を持ったのに残念なことです。
今年、ムジカティーは70年目を迎えます。この70年間、大阪の堂島で音楽喫茶を始めた初代、大阪万博の翌年から音楽喫茶から紅茶専門店へと変えた二代目、祖父、父が大阪で築き上げた歴史と信念を引き継ぎ、芦屋の地で紅茶の普及へ努める三代目現社長。
昨年は、ホームページ、オンラインショップを開業しました。驚かれた方も、少し寂しい気持ちになった方もいらっしゃると思います。しかし、今も昔もムジカティーの信念は昔からずっと変わっておりません。リーズナブル(品質・価格面で)な日常茶を皆様にお届けすること。そして、紅茶ってもっと気軽に美味しく楽しめるものだと伝え続けていくこと。だから安心してください。ムジカティーはこれからも、ブレることなく変わり続けていきます。
さて、前置きが長くなってしまいましたがMUSICA TEAでは、70周年記念限定商品をご用意しております。こちらの商品はそのうちの一つです。
『MUSICA TEA 70th Anniversary Set』では、紅茶に興味を持たれた方や紅茶好きの方、そしてムジカティーファンの方に、毎日普通に楽しんでいただくための商品を3点用意しております。これらは決して、世間でいうところの高級茶ではありませんが、日常茶としての品質は世界の紅茶消費国で長期にわたり、愛飲されている日常茶と同じ品質です。そして、今回は特別パッケージです。是非、お楽しみ下さい。
DOJIMA BREAKFAST
紅茶消費国であり、イングリッシュブレックファスト(トースト、ベーコン、卵などの伝統的なイギリスの朝食)とともにミルクたっぷりの紅茶を飲むイギリス・アイルランド・ニュージーランド等の紅茶メーカーは、日常茶飯としてのモーニングティー・ブレックファストティーを販売しています。同様にムジカティーでは、1990年に「堂島ブレックファスト」の名称で、コクのあるインド・アッサムをベースにイングリッシュミルクティータイプのブレンドを発表しました。毎日続けられるよう、クセの強すぎない味わいと、経済性を追求した量と価格で、日本の紅茶愛飲家の皆様に安心してお召し上がりいただけるようお作りした商品です。おかげさまで全国的に完全に定着し、大阪のお土産として新聞や雑誌等に紹介される機会も増えました。
ASHIYA PROUD
“ASHIYA・PROUD”の商品名で、日本語ではさしずめ「芦屋じまん」とでも訳しておきましょう。風光明媚な「国際文化住宅都市」であり、緑と花、ASHIYA・PROUDと相性の良いケーキ店の多い瀟洒な街、そして運転マナーの良さは印象的です。スリランカのエリアの異なるシーズナルの2ヶ所の茶園の微妙な比率のブレンドで、その水色(抽出された紅茶の色)はまさに芦屋婦人のごとく美しく、香味・渋みはティーラバーを十二分に満足させると信じております。
Anniversary Blend
70周年を記念したスペシャルなブレンド。芦屋プラウドとは異なる3ヶ所のシーズナルセイロンティーブレンド。ハイグロウン(高山地)のみを使用した70周年記念にピッタリなスペシャルなブレンドです。 芦屋プラウドよりも水色は濃く、少し清涼感のある香りとコクのある味わいが特徴です。このブレンドを存分に楽しんでいただくためにも、ティーポットを使って必ず二杯以上の紅茶を淹れてください。そしてティーポットから茶葉を抜かないで、一杯目から二杯目になる変化を楽しんでください。紅茶のブレンディングがアートであることが理解していただけると思います。
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