皆さんこんにちは。神戸阪急店店長の笹岡です。
今日はタイトルにもある通り『ダージリンにミルク淹れるのって邪道なの?どうなの?』をテーマにつらつらと書いていこうと思いますが、さっそく結論から言わせていただきますね。
結論「そんなこたぁない。」です!
どうもありがとうございました!!
とまぁ、ここで終わるわけにはいかないので僕の考えを書いていきますね。
まず紅茶は嗜好品です。ハッキリ言って正解も間違いもないものだと僕は思っています。
ダージリンやヌワラエリヤにミルク淹れて美味しいと感じるのならば、それはそれで正解です。
アッサムやウヴァのウンと濃くなったものをミルクを入れずにストレートで楽しみたい人もいるでしょうし、自分自身が美味しく紅茶を楽しめているならそれはそれで良いのです。
皆、好みの味や香りも違うでしょうし嗜好品ってそういうもんじゃないですか。
ただ、茶商としては皆さんに紅茶を最大限に楽しんでいただきたいので「勿体ない」ことはあまりしてほしくないというのが本音です。
それは茶葉抜きであったり水出しであったり。
僕らは皆さんに紅茶を余すことなく楽しんでほしいんですよね。
最初の一杯目の味と香り、二杯目、三杯目と味と香りの変化を、その紅茶が見せてくれるストーリーを体感していただきたいのです。それが紅茶の醍醐味です。
茶葉抜きだとその紅茶のポテンシャルを知ることなく、最初の一口で美味しい美味しくないを決めないといけないなんて「あぁ、勿体ない。」
ダージリンにミルク良いと思います。
けど、最初からミルクを入れて楽しむよりも最初はストレートでダージリンの爽やかな味わいとフルーティーな香りを是非楽しんでみてください。
二杯目は一杯目の時よりも味と香りのバランスがよく、心地の良い渋みを感じられることでしょう。
そのままストレートでも、ミルクを入れて楽しんでください。
三杯目は渋みもしっかり出ているのでミルクをたっぷり入れてみてください。
特に今年のセカンドフラッシュは三杯目にミルクを入れると、よりダージリンのマスカテルフレーバーが引き立ちます。味わいもまろやかでミルキーなぶどうジュースを飲んでいる感覚。
僕はダージリンは最初から最後までストレートで楽しむことが多かったのですが、今回のダージリンで「ダージリンにミルクえぇやん!」となりました。新たな発見に心が躍りました。
皆さんも是非、紅茶を余すことなく思う存分楽しんでくださいね♪
では、次は月曜日にお会いしましょう!
ムジカティー神戸阪急店 店長 笹岡