【神戸阪急店店長】英国一人旅 ⑫

まだまだ日も長いしトゥルーロの街を探索することに。
小さい街ながらもコーンウォール地方の中では、観光名所の一つとされているトゥルーロ。

街のメインストリートには大きな大聖堂が。

街の主要なランドマークであるトゥルーロ大聖堂。ゴシック・リバイバル様式で建てられており、ヴィクトリア朝のステンドグラスがふんだんに使われています。
中は撮影禁止だった為お見せすることは出来ませんが、ステンドグラスから差し込む日差しがなんとも神秘的で、不思議と「神様や天使って本当にいてるのかもな。」と思うようなそんな空間でした。

鐘の音とオルガンの音が響き、それまで歩いていた人たちもその音が鳴りやむまでその場に立ち止まり聞き入っていました。

大聖堂を出て街をぶらぶらと歩いていると、歴史を感じる建造物が見えてきました。
美術館かギャラリーかな?と思っていると目に入ったのは【Tea House】の文字。

「え?!ティールーム?!」



駆け足でその建物の前に来てみると【Charlotte’s Tea House】の看板が。
一階はピザ屋が入っていて、2階、3階がこのティールームのお店らしい。

2階はアンティークショップ、3階がティールーム。
アンティークショップも気になるから見てみようと思ったけど、日曜日だからかアンティークショップはクローズしていました。

店内のメニューに紹介されていましたが、外壁に「Coinage Hall」と書かれていて、元々ここは1302年に建てられた貨幣鋳造場でした。それが1848年に修復され、現在ではイングランドの重要な建造物2級に指定されているそうです。

はちみつ色のレンガが素敵な建物に入っているティールームの内観も本当に素敵でした。

壁面に鏡が貼られているのは狭い空間を広く見せるための工夫です。

美味しそうなケーキが並んでいて胸がときめくものの、コーンウォール式のクリームティーを本場で食べるという目的があったのでこの日もクリームティーを注文。

前日に訪れたティールームとは違ってこちらでは2段トレイに乗ってやってきました。
スコーンの大きさも前日のお店より少し小ぶりですが、やっぱり大きい。
プレーンとレーズンのスコーンが一つずつ。ジャムとクリームは相変わらずたっぷり。

コーンウォール式ではジャムを先にスコーンに塗ってからクロテッドクリームを乗せて食べます。
「そないに変わらんやろ。」と正直思っていましたが、全然違う

全然、味の印象が変わります。
コーンウォール式の方が後からジャムの酸味と甘みが来て、なんか最初の一口が凄くサッパリとした印象で「こっちの方が好きかも!」となりました。

どちらを先に塗るかでこんなにも印象が変わるとは驚きです。

ゆっくりと外を眺めながら、美味しいスコーンと美味しい紅茶を楽しんだ後は再びトゥルーロの街をぶらぶらと歩き、「甘いものだけだとちょっとなぁ。」ということで本場のコーニッシュパスティーを買いにベーカリーへ。

つづく