【神戸阪急店店長】手話学びはじめました!

皆さんこんにちは。神戸阪急店店長の笹岡です。

年明け早々、僕には心残りがあります。

先日、ろう者の方が神戸阪急店に来てくださったのですが、その時、他にも何組かお客様が同時にご来店くださり、バタバタと筆談する暇もなく、僕はその方に対してコミュニケーションをとることが出来ませんでした。

「いらっしゃいませ。」も「少々お待ちください。」も、相手に何も伝えることが出来なかったのです。こんなやるせない気持ちになったのは久しぶりでした。

ふと今の店舗を見た時に、そういった方とのコミュニケーションをとるための準備が出来ていなかったことに気付きました。また、それと同時に恥ずかしい気持ちにもなりました。

僕は、一昨年と昨年と阪急百貨店から接客サービスについて表彰をしていただいたのですが、もうホンマに「何がエクセレントサービスアワードやねん。」です。僕はご来店いただいた皆さんにはいつだって平等にサービスを提供したいし、「来て良かったな。」と思ってもらえるように真摯に取り組んできているつもりです。

本店にいた時は、周りに従業員もおり、一組一組しっかりとお話しすることもお話を聞くことも出来ましたし、ゆっくりと筆談することもできたのですが、今の店舗は本店とは状況も環境も違います。

ひとえに自分の実力不足と接客業という仕事の本質というか、まだ詰めが甘い部分が今回の一件で出てしまったんだなと思います。ただただ、申し訳ない気持ちと悔しい気持ちです。

「このままじゃアカン!」

ということで、先日から阪急芦屋川が最寄りの手話Cafe & Bar Knotさんのところで手話を学び始めました。まだ、勉強したばかりで基礎的なことしか出来ませんが新しい言語を学ぶのはとても楽しいです!

「手話はずばり『描写』です。」
「目に見えたものを手で描写します。目に入ったものの形をなぞるように表現してみましょう。」

と教わり、紅茶とコーヒーの違いの表しかたっだたり、朝と夜の表し方だったり、学ぶたびに「なるほど!」が多くて、抵抗感なく言語が身についていく感じがして不思議な感覚です。

今、思えば海外の方とコミュニケーションをとる時、簡単な単語や熟語以外で伝える時ボディーランゲージが多いので手話もそれに近いからなんだろうな。

今は指文字を覚えるのに勉強中です。

社長にもホワイトボードを用意してもらい、あとはお客様から文字起こしのアプリを教えていただいたので神戸阪急店ますますパワーアップです!

どんな人でも気軽に来てもらえるような、ひとにやさしい紅茶専門店であれるよう今後も努めて参ります。

それでは、また。